3.11

当時は私たちも微力ながら現地に向かいました。

当社には宮城県出身や岩手県出身の仲間がいます。

その中の一人はまだ大学生のアルバイト社員です。

その彼の地域も津波の被害で街並みが全て消えてしまったそうです。

すぐには無理かもしれないけどいつかみんなで暮らせる家や街並みを造り直したい。

その為に建築の勉強をさせて頂けないでしょうか、と来ました。

黒縁のメガネをかけた色白のやさしそうな学生さんでした。

”それであればうちの会社で図面の書き方や家の建て方、お住まいのお引き渡しをしてからの事も全て一生懸命に勉強して、マスターピースの知識と技術の全部を地元に持って帰って復興の為に活かしてください”

と言ったマスターピースの菊地社長。

この日が来るといつも思い出します。

今日のマスターピース不動産は2件のお引き渡しと1件の地鎮祭があり、

マスターピースの設計課長とアルバイト社員が一緒に考えた間取りを2組のお客様へご提案します。

いつか彼が資格を取り、知識と技術を地元に持ち帰れる日が来るのを全力で支援したいと思います。